ベンチコートとは?選び方・ダウンコートとの違いから、オリジナル製作・名入れの方法まで解説

ベンチコートとは?選び方・ダウンコートとの違いから、オリジナル製作・名入れの方法まで解説

冬の陸上競技場やロードレースの沿道で、選手やスタッフが厚手のコートを羽織って待機している光景を見たことはありませんか。あれが「ベンチコート」です。

名前は知っていても、「普通のダウンコートと何が違うのか」「何度くらいから必要なのか」「部活やチームで揃えるにはどうすればいいのか」まで説明できる人は多くありません。実際、ベンチコートは“動かない時間”に特化して設計された、かなり特殊な防寒着です。選び方を間違えると「重いだけで寒い」「1シーズンで撥水が落ちた」ということも起こります。

この記事では、ベンチコートの定義と構造から、ダウンコートとの違い、失敗しない選び方の6つのポイント、部活やクラブチームでオリジナル製作・名入れをするときの考え方、洗濯・保管の方法までをまとめて解説します。最後によくある質問もまとめていますので、はじめて選ぶ方はここだけ読めば判断できるはずです。

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ベンチコートとは?意味と特徴をわかりやすく解説

まずは「ベンチコートとは何か」という基本から整理します。ここを押さえておくと、後の選び方の判断がぐっと楽になります。

ベンチコートの定義|待機中の冷えを防ぐための防寒コート

ベンチコートとは、スポーツ選手がベンチで出番を待つあいだの冷えを防ぐために着用する、保温性の高いコートを指します。ファッション用語辞典でも「厚手で膝下丈、前開きでシンプルなデザインが一般的」と定義されています。

もともとはサッカーやアメリカンフットボールのベンチで使われていたことが名前の由来ですが、現在の使われ方はもっと広がっています。陸上競技や駅伝、マラソン、バレーボール、オリエンテーリングなど、冬季に屋外や寒い環境で長く待機する競技全般で、控え選手の防寒着として、また会場までの移動着として使われています。

一般的なコートとの最大の違いは、設計の前提が「動かないこと」にある点です。運動中に着る防寒着は、動きやすさと汗の抜けを優先して作られます。一方ベンチコートは、体をほとんど動かさず、体温が上がらない状態で長時間過ごすことを想定しているため、動きやすさよりも「熱を逃がさないこと」「風と冷気を遮ること」が優先されています。

ベンチコートの別の呼び方|ベンチウォーマー・スタジアムコート・パデッドコート

ベンチコートには決まった「正式名称」があるわけではなく、業界やメーカーによって呼び方が変わります。よく使われるのは次の呼称です。

  • ベンチウォーマー:オリジナルウェア業界でよく使われる呼び方。中綿入りコートの定番アイテム名としても流通しています
  • スタジアムコート/stadium coat:辞典類では bench coat と併記されることが多い表記
  • パデッドコート(padded coat):中綿を詰めた(padded)構造を指す、メーカー側の商品名でよく見られる表記
  • 中綿コート/中綿ロングコート:スポーツメーカーのカタログ上での分類名

つまり、通販サイトで「ベンチウォーマー」「パデッドコート」と書かれていても、実質的にはベンチコートと同じカテゴリの商品と考えて差し支えありません。検索する際は、この言い換えを覚えておくと選択肢が一気に広がります。

なぜ丈が長いのか|そして「長ければ暖かい」わけではない理由

ベンチコートの見た目でいちばん特徴的なのが、丈の長さです。これはデザインではなく、明確な機能上の理由があります。

人は寒さを感じるとき、上半身よりも先に太ももやふくらはぎといった下半身が冷えます。特にランニングタイツや短パンで待機している場合、下半身は無防備な状態です。丈を伸ばして脚を覆うことで、外気を直接肌に当てず、コート内部に暖かい空気の層をつくることができます。

ただし、ここで誤解されやすいのが「丈が長いほど暖かい」という思い込みです。実際の暖かさは、丈の長さだけでなく、中綿の量と表地の防風性能の掛け算で決まります。中綿の量が少ないロング丈より、中綿をたっぷり入れたハーフ丈のほうが暖かく感じられることは珍しくありません。

さらに、用途によって最適な丈は変わります。ベンチに座って動かない時間が長いならロング丈が有利ですが、会場までの移動着として使う、ウォーミングアップの前後で頻繁に着脱する、電車や車での移動があるといった使い方なら、ハーフ丈やミドル丈のほうが扱いやすく、結果的に「着ている時間が長くなる」ぶん体を冷やしにくくなります。

ベンチコートの基本構造|表地・中綿・裏地の3層

ベンチコートはおおむね「表地」「中綿(保温材)」「裏地」の3層構造でできています。それぞれの役割は次のとおりです。

  • 表地:風と水を防ぐ層。ポリエステルやナイロンが主流で、撥水加工や防風加工が施されているものが多い
  • 中綿(保温材):暖かさを決める層。ポリエステルなどの化学繊維の中綿か、羽毛(ダウン)が使われる
  • 裏地:肌ざわりと熱の保持を担う層。タフタなどのつるっとした素材のほか、ボア(フリース状のパイル地)を使ったモデルもある

「暖かさ」を左右するのは主に中綿の量ですが、実際の体感温度は表地の防風性能に大きく影響されます。中綿が厚くても風が通り抜ける生地では暖かく感じないため、選ぶときは中綿と表地の両方を見る必要があります。

ベンチコートはいつ・何度から着る?主な使用シーン

「そもそも自分に必要なのか」を判断するために、着用の目安と代表的なシーンを整理します。

目安は最高気温10℃前後から|“動かない時間の長さ”が判断基準

一般的な目安として、ベンチコートが活躍しはじめるのは最高気温10℃前後、朝晩の冷え込みが強くなる11月頃からです。ただし気温だけで判断するのは正確ではありません。ベンチコートが必要かどうかを決める本当の基準は、「その場所で、体を動かさずにどれくらいの時間を過ごすか」です。

たとえば同じ8℃でも、動き続けるランニングであれば薄手のウィンドブレーカーで十分ですが、記録会で自分の出番まで2時間待つなら、ベンチコートがないと体が芯から冷えます。逆に、5℃でも屋内で待機時間が10分程度なら過剰装備になります。

「気温が低い」よりも「じっとしている時間が長い」ほうが、ベンチコートの必要性を強く押し上げると覚えておくとよいでしょう。

陸上・駅伝・マラソンの待機と移動

冬季に屋外で行われる陸上競技は、ベンチコートがもっとも活きる領域のひとつです。記録会や競技会では、招集から自分の出番まで待つ時間が長く、そのあいだに体を冷やすとパフォーマンスに直結します。駅伝では中継所での待機、マラソンではスタート前の整列時間が同じ状況です。

この用途では、待機中の保温性に加えて「移動着として使えるか」が重要になります。会場までの移動、ウォーミングアップエリアと招集所の行き来など、歩く場面が多いためです。丈が長すぎると歩きにくく、脱ぎ着にも時間がかかるため、もも丈からミドル丈が選ばれる傾向があります。

バレーボール・オリエンテーリングなど冬季の競技

体育館競技であっても、冬場の朝は暖房が入るまで冷え込みます。バレーボールのように交代でコートに入る競技では、控えに回っているあいだに体温が下がり、いざ出るときに動きが硬くなるという問題が起こります。ベンチコートを羽織って体温を保っておくことは、ケガの予防という意味でも理にかなっています。

オリエンテーリングのように、屋外でスタートを待つ時間が長い競技も同様です。競技そのものは激しく動くものであっても、その前後の「動かない時間」をどう過ごすかで、当日のコンディションが変わります。

屋外イベント・現場スタッフの防寒着

スポーツ以外にも、冬の屋外イベントの運営スタッフ、駐車場や誘導の警備、マルシェや物販の出店、寒冷地の現場作業といった場面でも使われています。共通しているのは「屋外」「長時間」「移動が少ない」という条件です。

スタッフ用途では、遠くからでもスタッフとわかるカラーリングや、背中への団体名・ロゴのプリントが加わることが多く、後述するオリジナル製作の需要が高い領域でもあります。市販品では出せないコーポレートカラーで揃えたい、というニーズもこの用途に集中します。

スポーツ観戦・普段使いはできる?

子どもの試合に付き添う保護者や、スタジアムでの観戦にも適しています。座席が冷たい、風を遮るものがないといった環境では、体感温度が実際の気温より数度低くなるためです。

普段使いについても、近年はロゴを抑えたシンプルなデザインのモデルが多く、通勤・通学、送迎、雪の日の外出などに使えます。普段使いも視野に入れるなら、光沢の強い生地や大きなブランドロゴを避け、黒・ネイビー・カーキといった落ち着いた色を選ぶと合わせやすくなります。

ベンチコートとダウンコート・他のアウターとの違い

検索でもっとも多い疑問が「ベンチコートとダウンコートの違い」です。ここは混同されがちなので、構造の違いから整理します。

中綿(化繊)とダウン(羽毛)の違い

そもそも「ベンチコート」と「ダウンコート」は、比較の軸が違う言葉です。ベンチコートは“用途”による分類、ダウンコートは“中綿の素材”による分類です。そのため「ダウンを使ったベンチコート」も存在します。

実務上、両者を比較するときに問われているのは「化学繊維(ポリエステル)の中綿」と「羽毛(ダウン)」のどちらを選ぶべきかという話です。違いは次のとおりです。

比較項目ポリエステル中綿タイプダウン(羽毛)タイプ
保温性中綿の量で決まる。量を入れれば十分に暖かい同じ重さなら最も暖かい
湿気・水濡れ湿気に強く、濡れても保温力が落ちにくい濡れると羽毛がつぶれ保温力が大きく低下
洗濯家庭で洗えるものが多く手入れが楽型崩れしやすく取り扱いに注意が必要
重さダウンよりは重い非常に軽い
収納性かさばりやすい小さくたためる
価格手に取りやすい高価になりやすい
向いている人雨や雪の日も使う/人数分そろえる/気軽に洗いたい軽さ最優先/移動が多い/予算に余裕がある

スポーツの現場は、雨や雪、汗、グラウンドの土にさらされる機会が多く、汚れたら洗いたい場面が頻繁にあります。そのため、部活やチーム単位で使う場合はポリエステル中綿タイプが選ばれることが圧倒的に多くなっています。湿気に強く、シーズン中に何度も洗えることが、実用面では大きな差になります。

ボアタイプの特徴

第三の選択肢として、裏地にボア(フリース状の起毛素材)を使ったタイプがあります。着た瞬間の暖かさとふわっとした肌ざわりが魅力です。

一方で、中綿タイプに比べて厚みが出て動きにくくなりやすく、風の強い日は表地の防風性能に暖かさが左右されます。また毛足に汚れが絡みやすい点にも注意が必要です。屋内での待機がメインならボア、屋外で天候の振れ幅が大きいなら中綿、と考えると選びやすくなります。

結局どっちが暖かい?

同じ重さで比べれば、保温効率が高いのはダウンです。ただし「実際に着てどちらが暖かく感じるか」は、中綿の量、表地の防風性能、フードや襟の高さ、丈の長さ、そして使う環境の湿度で変わります。

屋外での待機時間が長い用途に限っていえば、風を通さず中綿をたっぷり入れたベンチコートのほうが、薄手のダウンジャケットより暖かく感じられるケースがほとんどです。「素材の優劣」ではなく「用途との相性」で選ぶのが正解です。

ウィンドブレーカー・ロングコートとの違い

ウィンドブレーカーとの違いは明快で、保温材の有無です。ウィンドブレーカーは薄い生地で風だけを防ぎ、体を動かすことで暖かさを得るウェア。ベンチコートは動かないことを前提に、中綿そのもので暖かさを確保するウェアです。春・秋の練習にはウィンドブレーカー、真冬の待機と移動にはベンチコート、と使い分けるのが基本になります。

一般的なロングコートとの違いは、防寒に振り切った設計と、動きやすさへの配慮です。ウール素材のロングコートは風を通しやすく、水濡れにも弱いため、スポーツの現場には向きません。ベンチコートは撥水・防風を前提とし、裾スリットや上下に開けられるファスナーで動作を妨げない工夫が入っています。

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ウィンドブレーカーの定義や機能については「ウィンドブレーカーとは?」の記事で詳しく解説しています。

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失敗しないベンチコートの選び方6つのチェックポイント

ここからは実際に選ぶときの基準です。以下の6点を順番に確認すれば、大きな失敗は避けられます。

中綿の素材と量|暖かさを決める最大の要因

最初に確認すべきは中綿です。同じ「ベンチコート」でも、中綿の量によって暖かさはまったく変わります。価格の安いモデルは中綿の量を抑えていることが多く、見た目の丈が長くても、実際に着ると寒いということが起こります。

素材については、洗いやすさと湿気への強さを重視するならポリエステル中綿、軽さを最優先するならダウンです。冬のスポーツ現場のように、汗をかいたり雪や雨に当たったりする環境では、湿気に強いポリエステル中綿のほうが安定して性能を発揮します。

中綿の量は商品説明に数値で書かれていないことが多いため、実物の厚みや、メーカーが打ち出している保温技術(吸湿発熱、蓄熱素材など)が判断材料になります。可能であれば実物を確認するか、サンプルを取り寄せて比べるのが確実です。

丈の長さ|用途に合わせて選ぶ

前述のとおり、丈は長ければよいというものではありません。用途から逆算して選びます。

丈のタイプ目安の長さ特徴と向いているシーン
ロングふくらはぎ〜足首座っての待機が長い場合に有利。反面、歩きにくく着脱に手間がかかり、価格も上がりやすい
ミドル(膝丈)膝上〜膝下保温と動きやすさのバランス型
ハーフ(もも丈)腰〜太もも移動着として使いやすい。着脱が速く、車や電車での移動でも扱いやすい。中綿量が充分なら保温性も確保できる。生地の使用量が少ないぶん価格を抑えやすい

陸上競技や駅伝のように「待機」と「移動」を繰り返す使い方では、ハーフ丈が実用的です。逆に、ずっと座って待機・観戦する時間が長い用途ならロング丈が有利になります。どちらを選ぶ場合も、「1」の中綿量とセットで判断してください。

なお、既製品では選んだモデルの丈がそのまま確定しますが、オーダーメイドであれば話は変わります。ハーフ丈を基本にしておき、必要に応じて丈を伸ばしてロング相当にする、といった調整ができるためです。「暖かさは欲しいが、動きにくいのは困る」という悩みは、丈を選べる前提で考えると解決しやすくなります。

撥水・防風・汚れへの強さ

屋外で使う以上、撥水加工と防風性はほぼ必須と考えてよい機能です。特に撥水加工は、小雨や雪、グラウンドの土汚れから中綿を守るために重要です。中綿が濡れると保温力が落ちるため、撥水は「濡れないため」だけでなく「暖かさを保つため」の機能でもあります。

表地の質感も確認しておきたいポイントです。光沢の強い生地はスポーティに見える反面、汚れが目立ちやすいことがあります。マットな質感の生地は落ち着いた見た目で、汚れも目立ちにくく、チーム用や企業のスタッフ用にも合わせやすくなります。

サイズ感|重ね着とジュニアの成長を前提に

ベンチコートは、ユニフォームやジャージ、フリースの上から羽織ることが前提です。普段のアウターと同じ感覚でジャストサイズを選ぶと、中に着込んだときに窮屈になり、空気の層がつぶれてかえって寒くなります。ワンサイズ上を目安に、肩と腕まわりに余裕のあるものを選びましょう。

ジュニア・キッズ用は、成長を見越して大きめを選びたくなりますが、大きすぎると裾を踏んで転倒したり、隙間から冷気が入って保温性が落ちたりします。目安としては、身長プラス10cm程度(サイズ表記でワンサイズ上)までにとどめるのが現実的です。

チームで揃える場合は、既製品だと必要なサイズが在庫切れということが起こります。全員のサイズがバラバラでも同じデザインで揃えられるかどうかは、あらかじめ確認しておくべき点です。

ディテール|ファスナー・フード・ポケット・裾

同じような見た目でも、細部の仕様で使い勝手は大きく変わります。購入前に次の点を確認してください。

  • ファスナーの構造:上からも下からも開けられるダブルファスナーだと、座ったときに裾が突っ張らず、下だけ開けて歩くこともできる。ロング丈・ミドル丈では特に効きます
  • フード:着脱式か固定式か。取り外せると屋内や普段使いで便利
  • ポケット:手を入れて暖を取れる深さがあるか。内ポケットやカイロポケットの有無
  • 裾スリット・裾ジップ:長い丈で歩きやすさを確保するために重要
  • 袖口:リブや面ファスナーで絞れると、手首からの冷気侵入を防げる
  • 襟の高さ:顎まで覆えるハイネックだと、首元の冷えを大幅に抑えられる

カラーとデザイン

チームで使う場合は、ユニフォームやジャージと色を揃えると統一感が出ます。汚れが目立ちにくい黒・ネイビーは定番ですが、暗い時間帯の会場での視認性を考えると、差し色や反射素材が入っているものも選択肢になります。

ただし、市販品のカラー展開は限られています。チームカラーやコーポレートカラーが決まっている場合、既製品では思った色が見つからないことがほとんどです。そうした場合は、次章のオリジナル製作を検討する価値があります。

部活・チームでベンチコートを揃えるなら|オリジナル製作という選択肢

ここからは、個人購入ではなく「チーム全員分をまとめて用意したい」というケースの考え方です。近年は既製品を人数分買うのではなく、チーム名やロゴを入れたオリジナルのベンチコートを作る団体が増えています。

チームで揃える3つのメリット

  • 一体感が生まれる:同じ色・同じデザインのコートが並ぶだけで、チームとしての存在感が変わります。会場での印象づけにも効果があります
  • 取り違えと紛失が減る:似た市販品が混在すると、置き引きや取り違えが起こりがちです。チーム名や個人名を入れておけば管理が一気に楽になります
  • 卒業後も残る記念品になる:在籍した年度やチーム名の入ったコートは、引退後も手元に残る記念品として価値があります

既製品の購入とオリジナル製作の比較

どちらが正解ということはなく、優先順位によって変わります。判断材料を整理しました。

比較項目既製品を人数分購入オリジナル製作
デザインの自由度既存のラインナップから選ぶ色・配色・柄・ロゴ・名前を自由に設計できる
チームカラーの再現近い色を探すしかない指定した色で生地から染められる
サイズ・色の統一在庫状況に左右され、欠品や廃番のリスクがある必要なサイズ・色を必要数そろえられる
翌年の追加同じ品番が廃番になっている可能性がある同じデザインで追加製作できる
納期在庫があればすぐデザイン確定から製作期間が必要
1着あたりの費用セール時は安く買える枚数がまとまるほど1着あたりが下がる
手間買うだけで完結打ち合わせとデザイン確認の工程が必要

特に見落とされがちなのが「廃番リスク」です。既製品は数年でモデルチェンジするため、翌年に新入部員の分だけ買い足そうとしても同じものが手に入らない、という事態が起こります。毎年人数が入れ替わる部活動やクラブチームでは、デザインを保存して同じ仕様で作り足せることが、想像以上に大きな価値になります。

名入れ・ロゴの加工方法と選び方

オリジナル製作をする場合、チーム名やロゴをどう入れるかで仕上がりも費用も変わります。代表的な加工方法は次のとおりです。

加工方法特徴向いているケース
昇華プリント1オーダーずつ生地に色を染める方式。生地の風合いを損なわず、多色・グラデーション・迷彩・ボーダーなど複雑な柄まで再現できる全面デザイン、チームカラーの再現、他にない一着にしたい場合
シルクスクリーン色ごとに版を作って刷る。枚数が多いほど1枚あたりが安くなる同じデザインをまとまった枚数で作る場合
転写(DTF)プリント専用フィルムに印刷し熱圧着する。小ロットでも多色に対応しやすい少人数、1枚ごとに名前を変えたい場合
カッティング(マーキング)カラーシートを文字の形に切り抜いて圧着する背番号や個人名などの文字入れ
刺繍糸で縫い込む。立体感と高級感が出て耐久性も高い胸元のワンポイント、チームエンブレム
ワッペン別作成のエンブレムを縫い付け・圧着する毎年使い回すロゴ、重厚感を出したい場合

既製品にあとからプリントを乗せる方式と、生地から染めて仕立てる昇華プリント方式では、できることの幅が大きく変わります。チームカラーを正確に再現したい、全面に柄を入れたいといった要望がある場合は、昇華プリントを扱っている製作会社に相談するのが近道です。

プリント位置の定番

どこに何を入れるかは、目的から逆算すると決めやすくなります。

  • 背中(バックプリント):もっとも面積が広く、遠くからでも視認できる。チーム名や団体名の定番位置
  • 左胸:エンブレムやチームロゴのワンポイント
  • 袖:スポンサー名や年度、スローガンなどのサブ情報
  • 背中下部・裾:個人名や背番号
  • フード:チーム名を小さく入れると、フードを立てたときのアクセントになる
  • SNS用のハッシュタグやQRコード:応援してくれる人にアカウントを知ってもらう導線として、近年増えている使い方です

デザインの準備|入稿データは何が必要?

オリジナル製作でつまずきやすいのが、デザインデータの準備です。「ロゴのデータが手元にない」「デザインができる人がチームにいない」という理由で検討が止まってしまうケースは少なくありません。

実際には、完成されたデータがなくても進められます。一般的な入稿の形は次のとおりです。

  • Illustrator(ai・eps)のベクターデータ:もっとも推奨される形式。拡大しても劣化せず、色の指定も正確に伝わります
  • jpg・pngの画像データ:ロゴやデザインイメージであれば、この形式でも問題ありません。ただし印刷用のベクターデータへの変換が必要になるため、別途変換費用がかかることがあります
  • 手描きのラフを撮影した写真:データがまったくない場合は、紙にペンで描いたものを写真に撮って送れば、そこからデザインを起こしてもらえます

「きれいなデータを用意してから相談する」必要はありません。イメージが固まっていない段階でも、どんな雰囲気にしたいかを伝えれば、デザイナーが具体的な案に落とし込んでくれます。むしろ早い段階で相談したほうが、スケジュール面でも有利です。

費用を抑える4つのコツ

  • 枚数をまとめる:オリジナル製作は枚数がまとまるほど1着あたりの単価が下がります。学年をまたいで一括発注する、保護者会分もまとめる、といった工夫が効きます
  • 加工箇所を絞る:加工箇所が増えるほどコストが上がります。「背中に1箇所、大きく」のほうが、細かい加工を複数入れるより効果的なこともあります
  • 個人名は共通デザインと分ける:全員共通の部分と、個人ごとに変わる部分を分けて設計すると、無駄なコストが発生しにくくなります
  • 余裕を持って発注する:短納期の特急対応は費用が上がりがちです。スケジュールに余裕を持つこと自体がコスト削減になります

最小ロット・納期・サイズ展開の目安

「何着から作れるのか」「いつまでに届くのか」は、検討をはじめる段階でもっとも知りたい情報です。当社の場合は次のとおりです。

項目内容
最小ロット3着から
納期デザイン確定からお届けまで約6週間
サイズ展開S/M/L/XL/XXL の5サイズ
ハーフ(もも丈)が基本。オプションで丈を伸ばしてロング相当にすることも可能
サンプル貸し出し5サイズとも貸し出し可能 (規約あり)
お見積もり無料

最小ロットが3着からなので、「まずは指導者とマネージャーの分だけ作ってみる」「学年ごとに分けて発注する」といった進め方もできます。枚数がまとまるほど1着あたりの単価は下がるため、まとめて発注できるならそのほうが有利です。

サイズ選びに不安がある場合は、サンプルの貸し出しをご利用ください。実物を手に取って厚みや着丈を確認してから、チーム全員のサイズを取りまとめられます。特注で丈や裾詰めにも対応しているほか、規定サイズに収まらない場合は大きいサイズ・小さいサイズのオーダー製作も承っています。

いつ動けば間に合う?発注スケジュールの逆算

ベンチコートの需要は10月から12月に集中します。この時期はどの製作会社も混み合うため、「寒くなってきたから作ろう」と動き出すと、必要な時期に間に合わないことが少なくありません。

オリジナル製作には、デザインの相談・見積もり、デザイン案の作成と確認、サイズの取りまとめ、製作、納品という工程があります。特に見落とされがちなのが「チーム内でのサイズ取りまとめ」と「デザインの合意形成」で、ここは製作側ではコントロールできず、実際にもっとも時間がかかる部分です。

真冬の使用開始に間に合わせたいなら、遅くとも秋のうちに相談を始めるのが安全です。当社の場合、年内のお届けをご希望であれば、11月初旬までのご注文が目安になります(製作状況により前後します)。大会や卒業式など使用日が決まっている場合は、その日から逆算して、まず相談の段階で「この日までに必要」と伝えておくと、現実的な進め方を提案してもらえます。

キットグループのオリジナルベンチコートの特徴

参考として、当社が製作しているオリジナルベンチコートの仕様をご紹介します。「移動着として使いやすく、それでいて既製品より暖かい」ことを狙って設計したモデルです。

製品仕様

ベンチコートとは?製品イメージ
  • ハーフ(もも丈)サイズ。膝下まであるロングタイプより短く、移動着として扱いやすい丈です。オプションで丈を伸ばし、ロングサイズ相当にすることもできます
  • ウィンドブレーカーとは段違いの暖かさ。冬の夜、気温2℃で風が強く吹く日でも快適に着用できることを実地で確認しています
  • マットな質感の上質な表地を採用。撥水性があり、汚れにも強い仕様です
  • 湿気に強いポリエステルの中綿を贅沢に使用。安価なベンチコートより中綿量が多く、保温性が高いのが特徴です
  • ご自宅の洗濯機で洗えるため、シーズン中のお手入れが簡単です
  • 上からも下からも開閉できる特殊なファスナー構造を採用。座ったときや歩くときの動作を妨げません
  • サイズはS/M/L/XL/XXLの5サイズ。全サイズでサンプルの貸し出しに対応しています
  • 当社のオリジナルウィンドブレーカーと比べ、ひとつ上の高級感と高い保温性をお約束します

中綿量は、ひと冬かけて実際に着比べて決めました

1月から2月にかけて、その日の外気温を記録しながら、どの中綿量・どの中綿の種類が快適かをすり合わせていきました。その結果たどり着いたのが、現在のベンチコートの形状と中綿量です。実際に、冬の夜中2℃、風が強く吹く日でも快適に着用できています。

「暖かいベンチコート」と書くのは簡単ですが、どれくらいの中綿量が本当に必要なのかは、着てみないとわかりません。そこで当社では、中綿の量と種類を変えたテストサンプルを6種類つくり、スタッフが冬のあいだほぼ毎日、屋外で着用して比較しました。

オーダーの仕様

  • 最小ロットは3着から。少人数のチームや、指導者・スタッフ分だけの製作にも対応できます
  • チーム名・団体名のほか、SNS投稿用のハッシュタグやQRコードまで、自由にプリント・名入れが可能です
  • 1オーダーずつ生地に色を染めるため、多くの色を使ったデザインや、グラデーション・迷彩・ボーダーといった柄の表現ができます
  • 全員のサイズがバラバラでも、同じデザインで揃えられます。ひとりずつ違うネームや番号を入れることも可能です
  • 特注で丈や裾詰めに対応。大きいサイズ・小さいサイズのオーダー製作も承ります
  • お客さまだけのオーダーメイドデザインのため、メーカー都合による廃番や欠品がありません。5年後に新しいメンバーが入っても、既存のメンバーとまったく同じデザインで揃えられます
  • デザインデータはIllustrator推奨ですが、jpgやpngでも、紙に手描きしたものを撮影した写真でも対応可能です

陸上・駅伝・マラソン、バレーボール、オリエンテーリングなど、冬季に待機と移動を繰り返す競技の部活動・サークルを想定して設計しています。冬の屋外イベントで使う企業さまからのご相談も承っています。

オリジナルベンチコートの製作をご検討中の方へ

3着から製作可能/デザイン確定からお届けまで約6週間/S〜XXLの5サイズ・サンプル貸し出し可/お見積もり無料

キットグループでは、オーダーメイドを軸とした道具(Kit)の企画・開発・販売を行っています。オリジナルウィンドブレーカーやユニフォームで培った製作体制を活かし、ベンチコートの製作を承っています。

「こんなデザインにしたい」「チームカラーに合わせたい」「予算内でどこまでできるか知りたい」といった段階からで問題ありません。デザインの提案から素材・加工方法の選定まで、専門スタッフがご一緒に整理します。まずはお気軽にご相談ください。

ベンチコートの製作について相談する

ベンチコートのお手入れ・洗濯方法

せっかく選んだベンチコートも、扱い方を間違えると保温性が落ちてしまいます。長く使うためのポイントを押さえておきましょう。

まずは洗濯表示の確認から

もっとも重要なのは、自己判断で洗わず、必ず製品に付いている洗濯表示(ケアラベル)を確認することです。同じ「ベンチコート」でも、家庭洗濯ができるもの、手洗いのみのもの、水洗い不可でクリーニング店に出すべきものが混在しています。

一般的な傾向として、ポリエステル中綿のモデルは家庭で洗えるものが多く、ダウンを使ったモデルは取り扱いに注意が必要です。チームで使うウェアは汚れる前提のため、購入前に「自宅で洗えるかどうか」を確認しておくと、シーズン中の負担が大きく変わります。

洗濯機で洗う場合の手順

洗濯機使用可の表示がある場合、次の手順で洗うと型崩れを抑えられます。

  • ポケットの中身を出し、ファスナーとボタンをすべて閉じる
  • 泥や砂などの目立つ汚れは、あらかじめブラシで落としておく
  • 襟や袖口の皮脂汚れは、部分的に洗剤を薄めて先に処理する
  • 裏返して大きめの洗濯ネットに畳んで入れる
  • おしゃれ着用の中性洗剤を使い、手洗い/ドライコースなど弱い水流で洗う
  • 柔軟剤は撥水性能を落とすことがあるため、使用は控えめにする

脱水は短時間にとどめ、乾燥は形を整えて風通しのよい日陰で干します。中綿が偏らないよう、途中で軽く叩いてほぐすと仕上がりがきれいです。厚手のモデルは中まで乾くのに時間がかかるため、完全に乾いたことを確認してからしまってください。生乾きはにおいとカビの原因になります。

撥水性が落ちてきたと感じたら

使い込むうちに、水滴が弾かなくなってくることがあります。多くの場合は撥水加工そのものが消えたのではなく、表面の汚れや洗剤残りで機能が発揮できていない状態です。まずはきちんと洗って汚れを落とし、そのうえで低温のアイロン(当て布必須)やドライヤーの温風で熱を加えると、撥水性が回復することがあります。

それでも戻らない場合は、市販の撥水スプレーを使う方法があります。ただし製品によっては使用できない素材もあるため、目立たない部分で試してから全体に使ってください。

オフシーズンの保管方法

シーズン終わりにそのまましまうと、残った汗や皮脂が黄ばみやにおいの原因になります。必ずきれいにしてから保管しましょう。

保管時は、圧縮袋で強く潰さないことが大切です。中綿は空気を含むことで暖かさを生むため、長期間つぶした状態にすると復元しにくくなります。厚みのあるハンガーにかけて風通しのよい場所に吊るすか、ゆったりと畳んで通気性のある収納袋に入れるのが理想です。

ベンチコートに関するよくある質問 (FAQ)

ここまでの内容のうち、特に質問の多いポイントをまとめます。

ベンチコートとは何ですか?

スポーツ選手がベンチで待機する間の冷えを防ぐために着用する、保温性の高いコートです。体を動かさない時間が長いことを前提に設計されており、丈が長いものが主流です。名前の由来はサッカーやアメリカンフットボールのベンチですが、現在は陸上・駅伝・マラソン・バレーボールなど、冬季に待機や移動の時間が長い競技全般で使われています。

ベンチコートとダウンコートの違いは何ですか?

ベンチコートは「用途」による分類、ダウンコートは「中綿の素材」による分類なので、本来は対立する言葉ではありません(ダウンを使ったベンチコートも存在します)。実際に比較されるのはポリエステル中綿と羽毛(ダウン)の違いで、ダウンは軽くて暖かい一方、濡れに弱く手入れが難しい、ポリエステル中綿は湿気に強く洗いやすいがやや重い、という特徴があります。

ベンチコートとダウンコートはどちらが暖かいですか?

同じ重さで比べれば保温効率が高いのはダウンです。ただし実際の暖かさは中綿の量、表地の防風性、丈の長さで大きく変わります。屋外で長時間待機する用途に限れば、中綿をたっぷり入れたベンチコートのほうが、薄手のダウンジャケットより暖かく感じられることがほとんどです。

ベンチコートは何度から着るのが目安ですか?

最高気温10℃前後が一つの目安です。ただし気温以上に重要なのが「動かずに過ごす時間の長さ」で、同じ気温でも2時間じっと待機するならベンチコートが必要になり、動き続けるなら不要になります。

ベンチコートは丈が長いほど暖かいのですか?

必ずしもそうではありません。暖かさは丈の長さだけでなく、中綿の量と表地の防風性能の掛け算で決まります。中綿の少ないロング丈より、中綿をたっぷり入れたもも丈のほうが暖かく感じられることは珍しくありません。また、移動着として使うなら、着脱が速く歩きやすいもも丈のほうが実用的です。

ベンチコートは洗濯機で洗えますか?

製品によります。必ず洗濯表示を確認してください。ポリエステル中綿のモデルは家庭で洗えるものが多い傾向です。洗濯機使用可の場合は、ファスナーを閉じ、裏返して洗濯ネットに入れ、中性洗剤で弱い水流のコースを選びます。脱水は短時間にとどめ、形を整えて日陰で完全に乾かしてください。

ベンチコートのサイズはどう選べばよいですか?

ユニフォームやジャージの上から着ることを前提に、普段のアウターよりワンサイズ上を目安にしてください。ジャストサイズだと中に着込んだときに空気の層がつぶれ、かえって寒くなります。ジュニア用は成長を見越して大きめにしがちですが、大きすぎると裾を踏む危険や隙間からの冷気侵入があるため、身長プラス10cm程度にとどめるのが現実的です。

チーム名やロゴを入れたオリジナルのベンチコートは作れますか?

作れます。加工方法には昇華プリント、シルクスクリーン、転写(DTF)プリント、カッティング、刺繍、ワッペンなどがあり、デザインや枚数によって適した方法が変わります。当社では1オーダーずつ生地に色を染める昇華プリントで製作しており、チーム名や団体名のほか、SNS用のハッシュタグやQRコードを入れることも可能です。

チームカラーやオリジナルの柄で作ることはできますか?

できます。1オーダーずつ生地に色を染めるため、多くの色を使ったデザインや、グラデーション・迷彩・ボーダーといった柄の表現が可能です。市販品では見つからないチームカラーやコーポレートカラーも再現できます。

チーム全員のサイズがバラバラでも同じデザインで作れますか?

作れます。サイズが全員違っていても、同じデザインで統一できます。ひとりずつ違うネームや番号を入れることも可能です。また特注で丈や裾詰めにも対応しており、大きいサイズ・小さいサイズのオーダー製作も承っています。

翌年に新しいメンバーが入ったとき、同じものを追加で作れますか?

作れます。お客さまだけのオーダーメイドデザインのため、メーカー都合による廃番や欠品がありません。たとえば5年後に新しいメンバーが入ったとしても、既存のメンバーとまったく同じデザインで揃えることができます。既製品ではモデルチェンジによって同じものが手に入らなくなるため、ここは大きな違いです。

オリジナルのベンチコートは何着から作れますか?

3着から製作できます。少人数のチームや、指導者・スタッフ分だけの製作にも対応可能です。枚数がまとまるほど1着あたりの単価は下がります。

オリジナルのベンチコートは1着いくらくらいですか?

デザインの内容、加工箇所数、製作枚数によって変わるため、お見積もり(無料)でご案内しています。ご予算が決まっている場合は、その範囲で実現できる仕様をご提案しますので、相談の段階でお伝えください。

納期はどのくらいかかりますか?

デザイン確定からお届けまで、約6週間が目安です。ただし10月〜12月は製作が混み合うため、余裕を持ってご相談ください。年内のお届けをご希望の場合は、11月初旬までのご注文が目安になります(製作状況により前後します)。

サイズ展開を教えてください。ジュニアサイズはありますか?

S/M/L/XL/XXLの5サイズです。規定サイズに収まらない場合は、大きいサイズ・小さいサイズのオーダー製作も承ります。また特注で丈や裾詰めにも対応しています。なお現在ジュニア専用サイズの展開はありませんが、ご要望があればご相談ください。

サイズ確認のためにサンプルを借りることはできますか?

できます。S/M/L/XL/XXLの5サイズとも貸し出しに対応しています(規約あり)。実物を手に取って厚みや着丈を確認してから、チーム全員のサイズを取りまとめていただけます。

デザインのデータがないのですが、注文できますか?

できます。Illustratorのデータが推奨ですが、ロゴやデザインイメージはjpgやpngでも対応可能です。データがまったくない場合は、紙にペンで描いたものを写真に撮ってお送りいただければ、そこからデザインを起こします。なおjpgやpngのロゴは、印刷用のベクターデータへ変換する費用が別途かかります。

丈が短いと寒くないですか?

暖かさは丈の長さだけでなく、中綿の量と表地の防風性能で決まります。当社のベンチコートは中綿量を厚くしており、冬の夜中2℃で風が強く吹く日でも快適に着用できることを、テストサンプルを6種類つくって実地で確認したうえで仕様を決めています。それでも長い丈をご希望の場合は、オプションで丈を伸ばしてロングサイズ相当にすることも可能です。

オリジナル製作はどのくらい前に相談すればよいですか?

需要が10月〜12月に集中するため、真冬の使用開始に間に合わせたいなら秋のうちに相談を始めるのが安全です。デザインの合意形成とチーム内のサイズ取りまとめに時間がかかりやすいので、使用日が決まっている場合は最初の相談時にその日程を伝えてくださることをおすすめします。

まとめ|ベンチコートは「動かない時間」のための防寒着

ベンチコートは、「動かない時間の寒さ」に特化して設計された防寒着です。中綿と防風性の高い表地で熱を逃がさない構造が、その本質にあります。

選ぶときは、「1. 中綿の素材と量」、「2. 丈の長さ」、「3. 撥水・防風と汚れへの強さ」、「4. 重ね着を前提としたサイズ感」、「5. ファスナーやフードなどのディテール」、「6. カラーとデザイン」の6点を順に確認すれば、大きな失敗は避けられます。特に暖かさを決めるのは中綿の量であり、丈が長ければ暖かいというわけではない点は覚えておいてください。

そして、部活動やクラブチーム、イベントスタッフなど複数人で揃える場合は、既製品を人数分買うだけでなく、チーム名やロゴを入れたオリジナル製作という選択肢があります。市販品にはないチームカラーで作れること、全員のサイズがバラバラでも同じデザインで揃うこと、用途に合わせて丈を選べること、廃番を気にせず翌年も作り足せること、卒業後も残る記念品になること。これらは既製品では得られない価値です。

キットグループでは、オーダーメイドを軸とした道具づくりの一環として、オリジナルベンチコートの製作を承っています。デザインが固まっていない段階、予算の相場感を知りたいという段階からで構いません。冬の本番に間に合わせるためにも、気になった時点で一度ご相談いただければ、実現できる形をご一緒に整理します。

ベンチコートのオリジナル製作・チームオーダーのご相談なら

デザインの提案から素材・加工方法の選定まで、専門スタッフが対応します。「何から決めればいいかわからない」という段階でも構いません。ご希望をうかがったうえで、ご予算とスケジュールに合う形をご提案します。

お問い合わせはメール・お電話・LINEから承っています。

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